
PAD印刷でドライヤーへの印刷工程が多いからこそ、段取りが品質を左右します。
ドライヤーへのPAD印刷は、一見するとシンプルな印刷に見えますが、実際の現場では多くの工程と細かな調整が必要です。特に多色印刷では、位置合わせや色ごとの管理が重要になり、一つひとつの工程が仕上がりを大きく左右します。
今回の印刷も色数が多く、慎重に作業を進めました。PAD印刷では、文字が一部欠けてしまったり、PADの跡が製品に残ってしまったりと、さまざまな課題が発生することがあります。その都度、PADの硬さや印圧、版の状態、インキの粘度などを細かく調整しながら、安定した品質を目指します。
さらに今回は2液性インキを使用しています。2液インキは耐久性や密着性に優れる反面、硬化剤を混ぜると使用できる時間が限られます。そのため、作業はその日のうちに計画通り終わらせることが重要です。段取りが悪いとインキが硬化してしまい、無駄につながるだけでなく、品質にも影響を与えてしまいます。
印刷が終わった後も作業は続きます。PAD版やインキカップなどの洗浄は欠かせません。特にPAD印刷では製品ごとに使用するインキの種類が多く、色替えや洗浄には時間と手間がかかります。インキが残ったままでは次の印刷品質に影響するため、細部まで丁寧に洗浄を行います。
PAD印刷は決して簡単な印刷方法ではありません。しかし、細かな文字や曲面への印刷、美しい仕上がりを実現できる優れた工法です。見えないところで多くの調整や工夫を積み重ねることで、お客様に安心していただける品質をお届けしています。
これからも一つひとつの製品と真剣に向き合い、安定した品質のシルクスクリーン・PAD印刷を追求していきます。







