本日は、昨日に引き続きPAD印刷で使うシリコンパッドの種類についてお話をしたいと思います。
先ずはシリコンの素材からなのですが、全てはご紹介できないので、3点のみご説明します。
1. 一般的なシリコンゴムの素材、こちらは最も広く使われているタイプで耐久性と柔軟性に優れています。インキの転写性もよく、クリアな印刷が可能になります。
2. 耐熱性シリコンゴム、こちらは高温環境下でも形状や性能を保つことができ、そのため熱を伴う製造工程で完成する部品などに印刷する際は適しています。
3. 低硬度シリコンゴム、このタイプは素材がとても柔らかい為、凹凸部分に印刷する場合には非常に有効的です。曲面がある形状の製品にも同じく適しています。
次に、形状の紹介になります。
1. 円錐形 (コーン型)、こちらは先端が細くなっていて底面は広がっているタイプで、凹凸がある立体面や、曲面にも適しています。接触面積が少ない為、正確な印刷が可能になります。
2. 半球型、このタイプは丸みを帯びた半球状の形状をしており、曲面や複雑な形状に印刷が長けています。そして均一な印圧がかかるため、安定した印刷が可能になります。
3. 長円形、これは細長い形をしていて、長方形で横に長い形状をしています。印刷範囲を狭くしたい場合にとても便利で、細長い部分や、印刷面積が小さい箇所への印刷に向いています。素材と形状の種類を3タイプずつご紹介しましたが、まだまだ沢山あります。。。
これだけ多い種類を製品の特徴に分けて、又は印刷のデザインによって使い分けるのがパッド印刷になります!奥が深いですね!!