スクリーン印刷の特性として”水と空気以外何にはでも印刷できる”が挙げられますが、素材が異なるものにより、
印刷条件(印刷方法,環境設定 etc. )なども異なってきます。今回は”ガラス”に印刷するケースを紹介したいと思います。
ガラスへの印刷で最も重要になってくるのは、インクの”密着”の問題です。インクの密着が弱いと、印刷がうまくできたとしても、後で取れてきてしまいます。(インクが剥がれる・落ちる)これでは意味がありません。
そのため印刷をするにあたって、まずはやらなくてはならないことがあります。
以前にもご紹介した、”下処理” (“前処理”) になります。処理の種類には、コロナ放電処理、イトロ処理、プラズマ処理など様々な方法があります。この処理を行うことにより、インクの密着度はかなり上がります。
この他にも、1液タイプのインキではなく、硬化剤が入る2液タイプのインキを使うことも、インキの密着に関しては、かなり効果的です。
そして、ガラス印刷で絶対に必要なプロセスといっても過言ではない、”釜”にいれることも大事になってきます。印刷が終わったガラスを、
高温の釜に入れて強制乾燥をさせます。これにより、溶剤が飛び密着はかなり強固なものになります。
色々なやり方があり非常に面白いですね。皆様もガラスに印刷してみたい!と思い立ったら是非ご相談下さい。