版離れがいい?悪い?

そもそも版離れとはなんでしょうか?版離れとは、スキージがインクを掻い(か) た後に版が被印刷物 (ワーク)から
離れることを言います。通常だとスキージの移動に追随して順次に離れていくのですが、
いくつかの原因で版離れが悪くなります。

版離れが悪くなると、印刷の品質低下に繋がってしまいます。版側にインクが残り、インキの抜けが悪くなり、印刷後のインキの欠けが生じてしまったりします。

ではどうやって版離れを良くしたらいいのでしょうか。
1.硬化剤が入っているインキの場合は、粘度をチェック。 インキが硬くならない
スピードで印刷を行う、又は溶剤でインキの粘度調整を行う。
2.クリアランス (版と被印刷物の間隔)を十分に取る。
3.版のテンションを高く設定する。テンションが高ければ高いほど、版が平を保とうとするので版離れが良くなります。

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