釜に入れる意味??

インキは通常希釈剤を入れてよく混ぜてから使用します。その大きな理由は固まったインキの粘度を低下させることにあります。
そのため、印刷時のインキには顔料のほかに溶剤が入っていることになります。

印刷完了後にはこの溶剤+顔料が刷られた状態になっていますが、本来は顔料がしっかりと被印刷物に密着する必要性があるので、
溶剤のみを飛ばしたいのです。

ここで釜が重要になってきます。釜とは温度調整可能 (30°〜150°)な、強制乾燥機です。印刷後に被印刷物をこの釜に適正温度で一定の時間入れると、加熱の効果で、溶剤が揮発します。最終的に、インキは完全に密着します。

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